２００５．１．３０『Ｃａｆｅ　ｄｅ　Ｒｉｅ　Ｔｅａ　Ｐａｒｔｙ』
＜田中理恵／渋谷　Ｊ−ＰＯＰ　ＣＡＦＥ＞

　ふくみみにとって今年一発目の理恵さんイベントとなった今回は、そうＦＣ会員にとって最も神聖（？）な“お茶会”こと「Tea　Party」！昨年（たぶん）東名阪で第１回が行われたが、土曜オシゴトのワタクシは残念ながら、不参加。そして日曜開催となった今回、ようやく参加することができた。ちなみに今日は１５時半からと、１８時からの２回公演で、ワタクシは１回目に当選、参加。

　会場となったのは渋谷のＪ−ＰＯＰＣＡＦＥ。場所としてはクラブクワトロの真ん前。ん？クラブクワトロといえば・・・（以下自主規制：苦笑）。整理番号００４という驚異の番号だったため、会場時刻の１５時早々には場内へ。すると、目の前には理恵さんご本人が！！！しかも普通にドリンクを渡してるしぃ！！！　そう、初参加となるワタクシはすっかり忘れていたのだが、今日はお茶会。前回も行われていたようだったが、理恵さんが店長としてドリンクを配るのだ。準備してご本人に会うのだって頭真っ白になるというのに、完全無防備なまま理恵さんの前へ…。会場のＢＧＭが『アイスティー』だったためか、はたまた理恵さんに「シロップはどうしますか？」と聞いてもらいたいためか（苦笑）、用意されていた“アイスティ・オレンジジュース・コーラ”のうち、アイスティだけがあれよあれよとなくなっていく・・・。天邪鬼な私は「アイスティじゃ普通でつまらないので、オレンジジュースで」と理恵店長にのたまわってしまいました（汗）。

　座席は自由ということで、すぐさま最前列へ。しかし真正面じゃなんだか照れくさい。ということで、ステージから見て少しだけ左側（センターから数えて４席目くらい）に腰を下ろす。ようやく気持ちも落ち着き、ふと会場を見渡すと・・・「綺麗な場所だなぁ・・・」。ビルの最上階にある会場は、円形ドーム型。しかも全面ガラス張りで、そこに緑の蔦が広がっているお洒落なつくり。渋谷の街並みや青い空が３６０度広がる。まだ高い太陽からの光が燦燦と注ぎ、一部窓が開いているにもかかわらず汗ばむほど。しばし、ボーっと見入ってしまいました。ちなみに、理恵さんは以前アニメ（作品名をど忘れ）の打ち上げで、ここに来たことがあるそう。

　１５時３０分定刻どおりに、お茶会スタート。ピンクのチューブトップに、少し短めのチェック系のスカート、黒いブーツという服装で、理恵店長が登場。おぉ、目の前１メートル弱のところに生理恵さんが・・・。
　まずは参加者名簿を片手に参加者から一人をご指名。徹子の部屋のようにステージ上に並んだ２脚の椅子に座ってのおしゃべりからスタート。参加の方が緊張しながら１つ質問すると、理恵さんしゃべるしゃべる。いやぁ、怒涛のトークでした（笑）。昼の部ではＧＷの初舞台のこと、ＳＥＥＤのこと、プリキュアの変身台詞の初披露、そして猫耳のこと（爆）,
などが出ていました。あと、なぜか１月２日、４日生まれの方もたまたま当選し、お誕生日トークから血液型トークへ。理恵さんは「Ｂ型で何が悪い」って開き直っているそうです（笑）。あと、北海道から東京への状況〜代アニ生時代のバイト話（渋谷のインデックスや、焼き鳥屋で働いていらしたそうですよ）などなども出ていました。
　次にお歌のコーナー。理恵さんファンにはすっかりお馴染みとなっている山崎さんの生演奏にあわせ、歌うはラクス名義の下記３曲。このころになると、日も西へと傾き、会場内にも夕暮れが訪れていた。そんな自然の照明効果の中、歌い上げる理恵さん。実は１曲目からちょっと涙目でした。感極まった感じなのかなぁ・・・。
　さらにその後、大抽選会へ突入！目の前でサインやメッセージを書き込んだファンクラブＴシャツやプリキュア新作のポスターが皆さんに当たっていた。実は１部ではちょっとしたハプニングもあったんですが、諸々の事情によりココでは割愛（笑）。
　最後に理恵さんを囲んでの写真撮影と握手をし、１７時ごろあっという間に終了。ちなみにワタクシふくみみは第２班で撮影に参加。理恵さんと握手した際もやっぱりおしゃべりできませんでした（涙）。

　理恵店長を始め、司会進行をしてくださったマネージャーさん、そしてスタッフの皆様、そして同じ空間を共有し、楽しい時間を過ごさせていただいた全ての会場の皆さんに、感謝・・・。

　注意（レポートを書き始める前に…）：今回のレポートは相当辛口（激辛？）になるかもしれません。また、理恵さんのサイトでありながら、書き込む内容は舞台全体のこととなるため、場合によっては理恵さんはほとんど登場しないかもしれません。故に、理恵さん応援サイトとしては不適切な文章となる可能性があります。ここから後の文章をお読みになる方は、上記の旨をご了承の上、お読みください。


　理恵さんにとって、初舞台となった今回。４月２５日から本日５月２日までの全１３公演も、本日の千秋楽を持って完結。私が理恵さんの舞台を初めて観たのは、そんな日。
　
　ここで余談を。会場には各出演者やスタッフへの花束やフラワースタンドが盛りだくさん。もちろん理恵さんへのものも多数ありました。ＳＥＥＤの福田監督、ちょびっツで共演の杉田さん、ＳＥＥＤやリンかけで共演の森田さん、他にも各アニメの制作スタッフやら、雑誌・出版会社などなど。あ、ファンの方々からのものもありましたよ。
　余談２。開演前の影ナレ、アレはたぶん理恵さんかと・…。
　余談３。カーテンコールのとき。千秋楽ということもあってか笑顔の絶えない出演陣の中、ひとり神妙な面持ちの理恵さん。どうしたのかなと思っていたら、ちょっと目頭が熱くなっていらっしゃいました。初舞台が無事に終わって安堵の涙か、あるいは稽古期間も含め、長く、しかし短かった今回の舞台が終わることへの寂しさからなのか、私には分かりませんが・・・。
　なにはともあれ、初舞台、お疲れ様でした。通常のお仕事もお忙しいとは思いますが、しばしゆっくり心地良い疲れと余韻に浸ってくださいね。


　さて、理恵さんに関することを書いたので、本題へ。まず大前提として、今回の舞台は『面白かった』です。これは間違いなく。私も何度も爆笑し、何度「そうくるかぁ〜」と突っ込みを入れたことか・・・（笑）。

　舞台は、とある結婚披露宴会場。ステージの入り口には「山下家、又野家、披露宴会場」という看板。そう、今回のステージでは、観客も披露宴出席者の一人でした。それを裏付けるかのように、冒頭の新郎新婦入場では、客席も拍手。そしてステージ後方にある、出入り口（先ほどまで客が普通に出入りしていたところ）から新郎新婦が登場。客席を通り抜けて、ステージへ。
　舞台にはたぶん、大きく分けて二つの形があると思います。ひとつは客席はまったくないものと思って進めていくもの。たぶんこちらがスタンダード。もうひとつは客席を巻き込み、出演者の一部としてしまうもの。今回の舞台は後者でしょうね。

　で、舞台としてはどうだったか。極端に表現するとすれば、“吉本新喜劇”。もうちょっと分かりやすく書くと、役者さんの力によるところが非常に大きく、また、それを前提として台本や演出が作られているなと。吉本新喜劇って、出演するお笑い芸人さんの持ちネタやキャラクターがまずありきで、それを生かすために設定やストーリーがあるという関係だと思うのですが、今回の舞台は（意図的かどうかは別として）そんな印象を受けました。よく言えば役者さんの個性や特性を最大限に引き出していたし、アドリブなども含めて皆さん生き生きと演じていらっしゃいました。裏を返せば、台本（もしくは演出）的な面白さの部分が若干かすんでしまっているかなと。それについての良し悪しは個人の好みと思いますので割愛します。
　もうひとつ感じたのは、構成・演出が“テレビ的”だなと。これも具体的に書くと、１．暗転が多い。２．ＢＧＭ効果が強い。３．回想シーンが細かく、そしてたくさん入っている。というところでしょうか。
　一つずつ書いていくと…、と思ったのですが、こちらも割愛。理恵さん同様、私も素敵な舞台の余韻に浸っていたい気がしているので…。

　ということで、ずいぶん尻切れ状態ですが、今はこの辺でおひらきにしたいかと思います。